救急車
今朝、始業30分ほど前に、社員が敷地内の通路で倒れているという電話がありました。
結果としては、大したことなく、無事に救急対応が出来たのですが…
ただ、救急対応の難しさを痛感しました。
慌ててその場駆け付け、呼び掛け、救急車の手配、担架に乗せて搬送と駆け回りました。
全力で走った後で119番通報をしたため、息切れが酷く、消防署に状況説明するのもハーハー…
そのあと、救急車の誘導、病院までの付き添いをしました。
その方は、障害者雇用として勤務していただいている28歳の男性でした。
被災状況を見た者はおらず、倒れて白目をむいて、口から泡を吹いていたと後に聞きました。
頭を打っており、少し血が滲んでいるのが確認できたのですが、呼び掛けには辛うじて反応していたため、担架で診療室まで運びました。
普通は、頭部を打った場合は、その場から動かすベキではないと言いますが、緊急状況で素人が適切な判断はできません。
改めて、救急マニュアルを頭に入れておく必要性を感じました。
また、泣きながら病院に駆け付けたお母さんの姿を見て、従業員を預かる会社の責任の重さを痛感しました。
ある人が以前、自分の子供は本当に可愛い、もし子供が障害者であったら、更に愛おしく思うだろうと言っていたことを思い出しました。
大人になるにつれ、憎いことを口にし、そして親離れしていくのが子供ですが、障害者であればいつまでも親を頼ってくれる、そんな姿を目にして思ったことでした。
うちの年老いた両親も、私が体調を崩すと心配をしてくれます。それを鬱陶しく感じる時もありますが、やはり親は自分が死ぬまで子供のことを心配し続けるのでしょう。
そして、それは私が自分の子供を心配しているのと同じなのでしょう。
年老いた両親に心配をさせないようにしないといけないと再認識しました。
いつも心配してくれる、お父さんお母さん、本当にありがとう。
走り回って疲れましたが、大した怪我でなくて本当に良かった。
その時、その場に居合わせた社員達、皆が自分の出来る範囲で協力してくれたことに感謝します。