おじさんコーナー

飽き性な中年が、日々思ったこと、感じたことを そこはかとなく書いていきます

あれから1年

1年前の今日(2019年11月12日)、今頃は意識がハッキリしない状態でベットに横たわっていたんだな。

腰部脊椎管腫瘍の手術を受け、ちょうど1年が経ちました。

午後2時頃から6時半頃までの手術を終え、麻酔が効き過ぎたのか、呼吸が止まっていたようです。

ただ、看護師に何度も呼び掛けられ、寝たらダメと言われたことも覚えている。

呼吸が苦しかった覚えもない、あれは機械の調子が悪かったのではないかとも思う。

とにかく、無事に手術が終わり、2㌢程度の腫瘍もキレイに取れ、神経の脱落もないような感じだったのは覚えている。

術後の3日程度は背中のドレンや、尿道に管が通され、思うように身動きがとれませんでした。

4日目で全て取り外され、普通に歩けることに大きな喜びを感じました。

あの激痛も全く無くなり、健康であることの喜びと、助けてくださった先生、心配してくれた家族や友人に感謝の気持ちでいっぱいでした。

そこから1ヶ月程度の入院と自宅療養を経て、職場の忘年会から社会復帰しました。

あれから1年、会社の人たちに助けられ、元気に仕事ができ、休みには趣味を楽しむことが出来ている。

本当に幸せな1年を過ごすことができました。

今まで、俺が俺がという生き方でしたが、ふとした時に感謝の気持ちを感じるようになり、少しづつ自分が変わってきている実感もあります。

この1年のうちに、会社の同期が癌で亡くなり、その3ヶ月後に若手社員が白血病で亡くなりました。

いろいろ考えさせられる出来事でした。

でも、こうして生かせていただけることに感謝、怒りや喜びを感じれることに感謝。

私は本当に幸せな人間です。

助けくださった皆さん、本当にありがとうございます。

感謝の気持ちを忘れることなく、生きていられることに喜びを感じ、自分の役割を果たしていきたいと思います。

この患いを自分の転機と捉え、これからも健やかに暮していきたい。

1年の節目を迎え、改めて家族、同僚、友人に感謝します。

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